
「夕方になると肩が重くなる」
「パソコン作業をしていると首から肩がつらい」
「マッサージを受けると楽になるけれど、数日するとまた元に戻る」
東淀川区で仕事をしている会社員の方や、単身赴任で大阪に来られている方の中にも、このような肩こりに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特にデスクワーク中心の生活では、仕事中に身体を動かす時間を確保することも簡単ではありません。
仕事が終わって自宅に帰ってから、
「30分ストレッチをしよう」
「毎日運動しよう」
と思っても、なかなか続かない方も多いでしょう。
しかし最近の研究では、肩こりへの対策として必ずしも長時間の運動だけが必要とは限らず、仕事の合間に行う短時間の運動にも、首や肩のつらさを軽減する可能性があることが報告されています。
今回は、2026年に発表された最新研究を参考に、デスクワークによる肩こりについて分かりやすく解説します。

デスクワークで首や肩がつらくなっていませんか?
パソコンを使った仕事では、長時間同じような姿勢で作業を続けることがあります。
例えば、
- 朝から夕方までパソコン作業が続く
- 会議や資料作成で座っている時間が長い
- 忙しくて仕事中ほとんど席を立たない
- 仕事が終わった後もスマートフォンを見る
- 疲れて帰宅すると運動する気になれない
といった生活です。
特に単身赴任の場合、仕事だけでなく食事や家事なども自分で行う必要があり、身体のケアまで時間を取れないこともあると思います。
その結果、
「肩がつらくなったらマッサージへ行く」
という対応だけになっている方もいるかもしれません。
もちろん、つらい部分をほぐしてもらうことで楽に感じることはあります。
しかし、何度も同じ肩こりを繰り返しているのであれば、肩がつらくなってから対処するだけではなく、普段の生活の中で身体を動かすことも考えてみる必要があります。
最新研究では「短時間の運動」にも注目されています
2026年6月、科学誌『Scientific Reports』に、座って仕事をする人の首・肩の痛みに対する「マイクロエクササイズ」の効果を調べた研究が発表されました。
これは1つの実験だけではありません。
これまでに行われた19件のランダム化比較試験、合計2,732人のデータをまとめて分析した「システマティックレビュー・メタ解析」と呼ばれる研究です。
研究では、
- 首・肩の痛み
- 首の痛み
- 肩の痛み
- 首の痛みによる日常生活への支障
などについて調べられました。
その結果、短時間の運動を行ったグループでは、首や肩の痛みが軽減する可能性が示されました。

「短時間の運動」とは何をするの?

ここでいう短時間運動は、単純に仕事を休むだけではありません。
研究では、首や肩周辺を対象とした、
- ストレッチ
- 筋力トレーニング
- レジスタンストレーニング
- 首や肩を動かす運動
などが行われていました。
1回の運動時間は、研究によって異なりますがおよそ2〜20分程度でした。
つまり、
「肩こりを改善するためには、毎日1時間運動しなければいけない」
というわけではなく、
仕事の合間に短い時間でも身体を動かすことが、首や肩のつらさへの対策になる可能性がある
ということです。
「2分動けば肩こりが治る」という意味ではありません
ここは非常に大切です。
今回の研究結果だけを見て、
「2分運動すれば肩こりが治る」
とは言えません。
研究によって、
- 行った運動
- 運動時間
- 運動の強さ
- 実施した期間
- 参加した人の症状
などが異なります。
また、首の痛みや肩の痛みについては研究ごとの結果に大きなばらつきがある項目もありました。
そのため、
「この運動を○分行えば、必ず肩こりが改善する」
と断定できるものではありません。
それでも、仕事中に身体を動かす習慣を取り入れることは、肩こりに悩むデスクワーカーにとって選択肢の一つになると考えられます。
肩こり対策=肩を揉むことだけではありません
肩がつらいと、
「肩の筋肉が硬いから、とにかく揉めばいい」
と思ってしまうことがあります。
しかし今回の研究で興味深いのは、首や肩の痛みには改善が確認された一方で、測定された筋活動については明確な改善が確認されなかったことです。
つまり今回の研究だけから、
「筋肉が硬い」
↓
「運動で筋肉が正常になる」
↓
「だから肩こりが改善する」
という単純な説明をすることはできません。
肩こりについて考えるときは、つらく感じている肩だけではなく、
普段どのくらい身体を動かしているのか、どのような状態で仕事を続けているのか
といった日常生活まで含めて考えることが重要です。
忙しい会社員ほど「まとめて運動」より「仕事の合間」を意識する

例えば、
「帰宅してから30分運動しよう」
と決めても、残業した日や疲れている日は続かなくなるかもしれません。
そこで、
- 昼休みに少し身体を動かす
- 長時間のパソコン作業の途中で一度席を立つ
- 首や肩を無理のない範囲で動かす
- 短時間の運動を仕事の中に取り入れる
という方法があります。
大切なのは、
「肩が限界までつらくなってから何とかする」だけにならないことです。
毎日の生活の中に身体を動かす時間を少しずつ取り入れていくことも、肩こりへの対策の一つになります。
マッサージを受けても数日すると戻ってしまう方へ

「施術を受けた直後は楽になる」
「でも数日仕事をすると、また肩が重くなる」
このような状態を繰り返している方は、一度「肩が硬いから」という理由だけで考えないことも大切です。
例えば、
肩がつらくなる時間帯はいつなのか。
どのくらいパソコン作業をしているのか。
仕事中に身体を動かしているのか。
首や肩を動かしたときに左右差はないのか。
どのような動きをすると症状が強くなるのか。
こうした部分まで確認すると、同じ「肩こり」という言葉でも、一人ひとり状態が違うことが分かります。
STRIKE BODY CAREでは、痛む場所だけでなく身体全体の状態を確認しています
